【独学可能】PL/SQLのおすすめの勉強方法
ここではORACLE社が提供するPL/SQL言語を独学で学習するためのおすすめの勉強方法を紹介しています。
PL/SQLのおすすめの学習の流れ
PL/SQLは↓のような流れで段階的に行うことをおすすめします。
1.基礎知識の習得
2.プログラム作成による練習
3.開発現場における経験
以降でより詳しく解説していきます。
1.基礎知識の習得
まずは基礎的な知識を習得することをおすすめします。
基礎知識の習得には以下の方法が効率的なので参考にしてください。
・書籍や参考書
・e-learningや集合研修の活用
また当サイトでもPL/SQLについて解説しているので参考にしてください。
>>【入門】PL/SQLとは何か基礎から解説
書籍や参考書の活用
基礎知識の習得には書籍や参考書を購入することをおすすめします。
書籍は知識が体系的に整理されているので、網羅的に、そしてある程度容易に知識を固めることが出来ます。
また、自分のペースや隙間時間で学習を進めることが出来るという点で自由度が高く、非常に安価でスタートできるのも魅力の1つです。
おすすめの書籍については↓でまとめていますのでぜひ参考にしてください。
>>【PL/SQL】おすすめの参考書まとめ
e-learningや集合研修の活用
基礎知識の習得には、e-learningや集合研修の活用もおすすめです。
特に、急にPL/SQLの開発案件にアサインされた場合など、急を要する場合には2~3日の集合研修で一気に知識を身に付けるのもアリです。
ただし、集合研修などは比較的高価であること、また研修がタイミングよく開催されているか分からないので事前に確認が必要です。
2.プログラム作成による練習
基礎知識を習得した後は、プログラム作成による練習が効果的です。
プログラムを作成して練習するには以下の手順が必要です。
・実行環境の構築
・サンプルプログラムやサンプルソースの作成・実行
実行環境の構築
プログラムを作成して実行するには、実行環境が必要です。
ここで言う実行環境とは、ORACLEデータベースのことです。
ORACLEデータベースのソフトウェア自体は、OTNアカウントを作り、利用規約内であれば、無償でダウンロードして活用することができます。
今使っているパソコンに直接ORACLEデータベースをインストールをすることもできますし、仮想環境にORACLEデータベースを構築することもできます。
仮想環境でORACLEデータベースを使えるようにする手順は↓で紹介していますので参考にしてください。
>>自宅で勉強用にORACLEデータベースを無償でダウンロードし構築する方法
サンプルプログラムやサンプルソースの作成・実行
ORACLEデータベース環境が構築できたら、まずはサンプルプログラムを作って動かしてみましょう。
初めは次のプログラムのように「HELLO WORLD」というプログラムを動かしてみるなど、サンプルソースを実際に自分の手でコーディングして動かしていきましょう。
動かしていく過程で実行する手順やコーディングルール、どんなエラーが出るかなど、学びを深めることが出来ます。
DECLARE
var VARCHAR2(100);
BEGIN
var := 'HELLO WORLD';
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE(var);
END;
3.開発現場における経験
実際にPL/SQLの開発案件に携わる機会があれば、以下のことを意識するとより知識が深まります。
・既存プログラムのソースコード解析(トレース)
・担当プログラムの作成やテスト、フィードバック
既存プログラムのソースコード解析(トレース)
初めのうちは既に他のメンバーが開発したプログラムのソースコードを読む(トレース)だけでも、非常に知識が深まります。
どんな処理の書き方をしているか、どんな関数があるか、ビジネスロジックはどんな工夫があるか、例外処理はどう組み込んでいるかなど、学ぶことが出来ます。
ただし、自分の業務よりも優先することではないので、空き時間など問題ない時間に行いましょう。
担当プログラムの作成やテスト、フィードバック
開発スキルを向上させるには、実際にプログラムを作成しテストすることも大事です。
さらに作ったものを自分よりも上級者の方にレビューしてもらい、フィードバックを頂くことで自分の知見も広がります。
ただし、レビューアーの質はまちまちなので、常に絶対に意味のある意見をくれるとは限らないので注意が必要です。
まとめ
PL/SQLのおすすめの勉強方法をまとめると次の通りです。
1.基礎知識の習得
・書籍や参考書の活用
・e-learningや集合研修の活用
2.プログラム作成による練習
・実行環境の構築
・サンプルプログラムやサンプルソースの作成・実行
3.開発現場における経験
・既存プログラムのソースコード解析(トレース)
・担当プログラムの作成やテスト、フィードバック
最後までお読み頂きありがとうございました。